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MAZDA2ディーゼルターボを評価!実際の燃費や速いのか!?中古価格は?

中古

MAZDA2に展開されている1.5Lのディーゼルターボの走りと燃費はどうなのか?エンジンのスペックと市場の評価からひもときます。

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MAZDA2ディーゼルターボの中古相場はどれくらい!?

引用 http://www.mazda.co.jp

評判を知る前に、中古相場を見てみます。

いつものgoo-netで、MAZDA2ディーゼルとして検索してみると、505台がヒットしました。

以前に、MT仕様を調べた時には約50台しかヒットしなかったので、大半はAT仕様だと言えます。

グレード、オプションも色々ですが、最高値車が210万円2017年モデル、走行距離0.4万kmのXDツーリング4WDす。

最安値車が80万円2016年モデル、走行距離8.2万kmのXDグレードの4WDでした。

値段の順番で真ん中のクルマが、150万円2016年モデル、走行距離3.3万kmのXDツーリングFFです。

この辺りが、現時点で玉も多く買い頃のMAZDA2ディーゼル中古車の平均的相場と言えそうです。

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MAZDA2ディーゼルターボって速いのか?

クルマの速さを表す基本的な指標は比出力です。

これは、車両重量を分母に最高出力を分子にした値です。

マツダの公式HPから数字を拾ってみると、ディーゼルターボエンジンの最高出力は77kwで、FF AT車の車両重量は1080㎏なので、比出力は車重にtを使うと、71.3kw/tになります。

これに対してガソリンエンジンの最高出力は81kw、車両重量は1050㎏なので、比出力は77.1です。

どちらにしても、高出力車の少ないこのクラスのクルマとして平均的な値です。

ましてや、ガソリン車に対して8%も低い比出力のディーゼルの走りには期待できないハズなのですが、実際には一寸違った評価になっています。

このずれは、エンジンの出力カーブの違いから来ています。

そもそも、比出力での比較は大まかに走りを比べるための指標にはなっても、ターボエンジンと無過給エンジンを比べるのには不都合があります。

ご存知のように、ターボエンジンの最大トルクは無過給エンジンより高いのが普通です。

MAZDA2ディーゼルの最大トルクは、250Nm1500-2500rpmなのにたいして、ガソリンエンジンは、141Nm4000rpmでしかありません。

例えば、常用回転数ともいえる2500rpmのガソリンエンジンのトルクをみると130Nmほどなので、ディーゼルエンジンの約半分でしかありません。

つまり、この回転数での比主力で比較すると、ディーゼルはガソリンの2倍もあることになります。

下に示すのが、ディーゼルエンジンのトルクカーブです。

赤線がトルクで青線が出力を表しています。

出力は回転数にトルクを掛けたものなので、低回転のトルクが高いターボディーゼルエンジンでは当然ながら出力も高いです。

青の出力カーブをみれば明らかなように、2500rpmの出力は約70kwで最大出力の90%以上もあり、無過給ガソリンエンジンよりはるかに高出力です。

走行中に主に使われるエンジン回転数ゾーンは、せいぜい3000rpm位までで、ここでの出力差が走りの差として現れるので、ディーゼルターボの走りのポテンシャルはガソリンと比べてはるかに高いと言えるでしょう。

一方で、ターボディーゼルの弱みといえるのがレスポンスです。

ディーゼルにしろ、ガソリンにしろ、排気ガスエネルギーでターボを回し同軸で回るコンプレッサーで空気をシリンダーに押し込むターボエンジンでは、アクセルを踏み込んでから十分に過給圧が高まるまでには通常1秒~2秒程度の遅れが不可避です。

したがって、発進加速の出足や、不意の追い越し時など、アクセルペダルを急に全開する場面では、この遅れを覚悟しなければなりません。

引用 http://cafelime.blogspot.com/2015/02/blog-post_20.html

MAZDA2ディーゼルターボの燃費はどれくらい?

以前、ディーゼルMTのブログにも書きましたが、e-nennpiによる実燃費の平均値は、MTは23.26km/L、ATは19.77km/Lす。

ディーゼルMTの実燃費の平均の記事はこちら

一般的には、同じエンジンを搭載したMT車の燃費がAT車の燃費を上回るものですが、MAZDA2ディーゼルでも同じでした。

いずれにしても、四捨五入して20km/Lの平均燃費ということは、ほぼ正規分布を示す市場燃費分布からして、半数が20km/L以上の実績を残していると言えます。

このような燃費実績を残すのは、車重約1トンのこのクラスのガソリン車では不可能で、少し大きなハイブリッド車の燃費に匹敵する優れた燃費実績と言えます。

クルマ保有コストに占める燃料代の割合は、当然ながら年間走行距離が大きい程大きくなります。

1km/年のユーザーを想定してみると、15km/Lの実燃費のガソリン車では、ガソリン単価140/Lとして9.3万円/年ですが、20km/Lのディーゼル車では、130/Lとして6.5万円/年で、2.8万円/年の差です。

2km/年のユーザーなら、5.6万円/年に跳ね上がります。

このコスト差の捉え方は、人によるとはおもいますが、ガソリンやハイブリッド車に対してディーゼルを選ぶ理由の一つになると思います。

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MAZDA2ディーゼルターボを口コミなどから評価♪

引用 http://www.mazda.co.jp

MAZDA2ディーゼルMTに関しては、別のブログで口コミ、専門家の評価をまとめたことがあります。

ここでは、主に走りに関する新に目についたコメントを加えました。

まず、ポジティブなコメントは、以下のようなものです。

ディーゼルMTの良い口コミ
  • 高速道路、登坂路で抜群に走る
  • ダイレクトにエンジントルクを感じ取れる
  • アクセルを踏まないと大人しく、踏んで5秒くらいすると荒々しく加速し始める
  • サスペンションはある程度ロールしますが安心感があるしなやかな感じです
  • エンジンブレーキが自然
  • 経済性や環境性能を考えてハイブリット車を購入するより、マツダのディーゼルエンジン車が良い
  • ディーゼルのアイドリングも凄く静かになりました

これらのコメントから明らかなのは、ディーゼルエンジンの実用域での高いトルクが評価されている点です。

5つ目の“エンジンブレーキが自然”は、ガソリンと違って、アクセルオフ時にスロットルを閉じることなく燃料無噴射になるディーゼルエンジンの特徴から来ています。

私自身、30年以上前にディーゼル乗用車を所有していましたが、マツダに限らず最新ディーゼルのエンジン燃焼音の静かさは、別物と言っていいくらいです。

燃費の良さについては、すでに書きましたが、ディーゼルがハイブリッドの対抗馬に成り得ることを示しているコメントも多いです。

まとめると、経済性と高いトルクを活かした走りの良さが好評だと言えるでしょう。

 

反対に不満につながりそうなものを含め、ネガティブなコメントをまとめると、以下のようになります。

ディーゼルMTの悪い口コミ
  • 加速感は今までの車に比べると劣りますが、トルクがあるので多少の傾斜なら問題なく走れます
  • 走りだしでは少しラグがありますが、走行中はいい加速
  • 1000rpm以下のトルクが細い
  • 不安な事はカーボンの蓄積
  • DPFのトラブルが酷い

3つ目までのコメントは、高過給エンジンの常で、ブースト圧が上がり切るまでの遅れ(ラグ)が主因と思われる不満です。

とはいえ、普段アクセルペダルの踏み込みスピードが緩い大人しい運転スタイルのドライバーにとっては問題視されにくい特性です。

MAZDA2ディーゼルに関して、最も心配なコメントが4つ目、5つ目です。

最新ディーゼルには例外なく装着されているDPFは、ススが溜まると再生サイクルに入るのですが、低負荷運転が連続すると思いの外ススがたまり再生頻度が多くなり、最悪の場合DPF故障につながります。

残念ながら、マツダは最近になってこの型式のディーゼルエンジンのエンジン本体内のスス堆積によるリコールを届出しました。

コメントにある懸念と不満は、このリコール内容とも関係している模様で、性能としては好評を博しているMAZDA2ディーゼルターボの弱点と言えると思います。

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